奈良県発スタートアップとして初受賞となった「バイオテックグランプリ 2023」最優秀賞の受賞報告に、代表の森が奈良県庁の湯山壮一郎副知事を表敬訪問しました。今回の訪問には、バイオテックグランプリ主催者の株式会社リバネスの代表取締役・グループCEOの丸幸弘氏と奈良県立医科大学血液内科学輸血部教授の松本雅則先生(科学顧問)、モルミル取締役・COOの山本が同行しました。奈良から世界に向けて薬を提供していけるようになるため、県との連携について意見交換を行いました。
今回の訪問は日本経済新聞様にも取り上げていただいております。記事はこちらからご参照ください。
先日開催された株式会社リバネス主催の関西テックプランターで代表の森が基調講演を行いました。関西テックプランターは、2025年に開催される大阪・関西万博に向け、関西圏の技術シーズ(ベンチャー)の発掘・育成を強化し、関西エリアにおいてベンチャーエコシステムの構築とインバウンドグローバライゼーションを加速させる取り組みです。記念すべき第1回関西テックプラングランプリにおいて、奈良医大発ベンチャー「モルミル株式会社」が基調講演で、モルミル設立の経緯やコア技術を紹介しました。また、リバネスのコミュニケーターを始めとする様々な人々や機関の支援を受けて技術と事業を発展させてきた経緯や、創業時において「仲間を集める」ことの重要性について紹介しました。
第一回関西テックプランターの報告記事はこちらになります。
けいはんなサイエンスシティの公式youtubeチャンネルでモルミル代表取締役の森のインタビュー動画が公開されました。代表の森のこれまでの研究内容やモルミルが目指すビジョンなどが少しでもお伝えできると幸いです。
生態会ホームページでモルミル代表取締役の森のインタビュー記事が公開されました。起業の背景、モルミルの技術とその強み、今後の展望など多くのメッセージが凝縮された記事となっております。弊社の取り組みについて少しでもご興味お持ちでしたら、ご理解をさらに深めていただけるものと存じます。ご一読いただければ幸いです。
モルミル株式会社(本社:奈良県橿原市、以下「当社」)は、株式会社リバネス主催のバイオテックグランプリ2023において、当社代表取締役の森が登壇し、「最優秀賞」及び「メタジェン賞」を受賞したことをご報告します。
以下、当社代表取締役の森のコメントです。
「この度は、歴史あるバイオテックグランプリで最優秀賞の評価を頂きましたこと、大変光栄に感じております。また、アラムナイのメタジェン代表・福田様から激励の言葉と企業賞を頂けたことは、バイオテック起業家のバトンを引き継いだのだと受け止めております。審査員の皆様からの評価と期待に恥じない様に、今後も成長していけるよう取り組んで参る所存です。」
当グランプリにおけるその他の受章技術等やバイオテックグランプリについては下記のリンクをご参照ください。
9月29日湘南ヘルスイノベーションパークで開催予定のJEOL x Nikon 共催セミナー「可視化が拓く創薬の世界」において代表取締役の森が基調講演を行います。
創薬に関わる数々の先端技術に触れることのできる貴重な機会となっております。
ご興味のある方はぜひこちらからご参加ください。
7月に京都で開催されましたHVC KYOTO 2023 Demo Dayでのモルミルの登壇動画が公開されました。モルミルからは代表取締役の森が登壇し、有効な治療法の無い難病に対する弊社の持つ2つのコア技術を用いた新たな創薬アプローチについて発表を行い、KPR賞を受賞しました。今後とも創薬研究開発に真摯に取り組んでいきたいと思っております。
HVC KYOTO 2023 Demo Day 開催レポート
ALS治療薬の開発での連携
神経難病である筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)の創薬開発に取り組んでいるバイオベンチャーであるモルミル株式会社(以下モルミル)は、同じくALS治療薬の開発に取り組んでいる株式会社Jiksak Bioengineering(以下Jiksak)と共同研究契約を締結しました。Jiksakとの連携を通じて、ALSの治療薬開発をさらに加速させて参ります。
モルミル(所在地:奈良県橿原市、代表取締役:森 英一朗)は、ALSを含む神経難病の治療薬開発に取り組んでおります。2022年11月の資金調達を経て、冨田峻介先生(産業技術総合研究所:分析化学の専門家)、齋尾智英先生(徳島大学:核磁気共鳴法の専門家)、青木正志先生(東北大学:脳神経内科学の専門家)、杉江和馬先生(奈良県立医科大学:脳神経内科学の専門家)、浅川和秀先生(国立遺伝学研究所:ALS病態モデルの専門家)が科学顧問として参画し、研究開発の体制を強化してきております。
Jiksak(所在地:神奈川県川崎市、代表取締役:川田 治良)は、ヒトiPS細胞由来の3次元ヒト神経組織「Nerve OrganoidTM」作製技術や人工シナプス形成技術、神経筋接合部の運動神経特異的に薬を届けるDLC(Drug Linked Carrier)技術などを有しており、ALS治療薬の開発を5年以上続けてきているバイオベンチャーです。この度、モルミルは、Jiksakとの共同研究契約を締結しました。今後、両社の異なる技術を融合させることによって、ALS治療薬の開発をさらに進めていきます。
モルミルの分子動態評価技術は試験管内での評価に、Jiksakの神経オルガノイド技術は神経組織での評価に強みを持ちます。両社の技術を組み合わせることで創薬過程の効率化を実現します。また、JiksakのDLC技術は、ALSの治療標的組織である運動神経細胞に効果的に薬剤を届ける技術になります。共同で同定した化合物をDLCに結合させることで、より効果的な治療法の開発を実現します。
【Jiksakの川田社長からのメッセージ】
モルミルの森社長とは、2022年の春、まだモルミル創業前にご連絡を頂き、色々と意見交換などさせて頂いてきておりました。2017年の創業から5年の月日が経過し、こうしてALS創薬という同じ目標に向かって挑戦するモルミルと一緒に治療薬開発をしていくところまでたどり着けたことを大変うれしく思います。Jiksakとモルミルは、異なる階層の技術を有しており、協力・連携することで、より治療薬開発が前に進みます。一日も早く、ALS患者さんにお薬を届けることを目指し、共に頑張って参ります。
【株式会社Jiksak Bioengineering】
設立年月:2017年2月
所在地:神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番16号
代表者:川田 治良
資本金:10,000万円(資本準備金を含む)
事業内容:三次元細胞組織・培養デバイスの開発・製造・販売 ヒト由来細胞を用いた創薬支援
HP:https://www.jiksak.co.jp
【モルミル株式会社】
設立年月:2022年6月
所在地:奈良県橿原市四条町840
代表者:森 英一朗
資本金:4,010万円(資本準備金を含む)
事業内容:創薬基盤技術、医薬品の開発
公式サイト:https://www.molmir.co.jp/
キーワード:神経難病、筋萎縮性側索硬化症、ALS、共同研究、治療薬開発、創薬、研究開発、バイオベンチャー
4月1日に山本COOが取締役に就任し、当社にとり初めての社員が入社しました。山本は今までのキャリアで積み上げてきた専門領域に加え、新たに経営者として人事や法務、労務、経理、労務、広報と幅広い事業推進のために必要な業務知識を吸収しながら、開発の推進に取り組みます。なんでもこなさなければならないベンチャーにおいて、第一号社員の存在は経営者を経営者たらしめる象徴であり、また、事業を共に発展させていく大切な仲間でもあります。
一人目の社員は科学顧問や外部委託者などのビジネスパートナーとの橋渡し役として初月から活躍中です。日本から基礎研究力を強みにしたベンチャーが経済活動で貢献できる組織を生み出す為には、ビジネスの世界と研究の世界の橋となる人材は欠かせません。また、その様な人材はまだ乏しいとも言えるなか、リスクをとって生まれたての会社に就職してくれた仲間と共に、モルミルは日々成長していきます。
産業総合技術研究所(産総研)認定企業モルミル株式会社について記事と動画が公開されました。産総研所属の科学顧問冨田の特許技術chemical-tongueや核磁気共鳴法NMRの創薬への応用について、研究開発を元に始まった事業の生い立ち、社会課題に対する想い、そして今立ち向かっている課題など多くのメッセージが凝縮された記事となっております。弊社の取り組みについて少しでもご興味お持ちでしたら、ご理解をさらに深めていただけるものと存じます。ご一読いただければ幸いです。